切手女子が少しづつ認知(外部的にはまだかな?)されてきつつある今日この頃。
とりとめもなく切手業界について考えてみました。
※個人的に書き連ねているだけなので偏った内容になっています。悪しからず
ざくざくざっくりと
切手男子年齢層:50代〜 メイン
スタイル:集める切手、学問する切手
歴史:長い
性格:人生そのもの、競争意識
切手女子年齢層:40代〜50代(アート系は若干若い?)メイン
スタイル:見て・使って楽しむ切手、切手でアート
歴史:グループが生まれては消え生まれては消え。ゆるやかに
性格:自己表現、仲間意識、損得感情
言葉を選ばずに言うと、どちらも10代20代の『いわゆる若い世代』がいない。
つまり、成熟した大人が興味を持つ趣味なのです〜・・・といえば聞こえはいいけれど、
問題はそこではないでしょう

切手女子がなぜ40代〜なのかと言うと、多分
比較的人生が落ち着いてきたから。
10代は学問、2・30代は仕事子育て。
40代になってようやくこどもも独立を控え、自分に向ける時間ができてきた。
その反面切手男子は、40代も少なめ。
以前アップした記事の問題に加えて、社会の仕組みをストレートに受ける形で減少している。
昔は男性が会社で働き、女性がその他家の仕事を全部行っていたので休日は趣味に没頭・・・で問題なかったけれど、今や核家族で夫婦共働きが一般的になり、
現代の20〜40代の男性は休日だからといってひとりだけ切手の趣味を楽しむことが難しい。
しかも、年功序列・終身雇用制度が破たんしているので気軽に趣味を・・・ともなり辛い。
女子は40代で趣味を始めるのに対して、男子は50代くらいまではまだ気を抜けない感じなのかな。
今いる40代以下の男性は、生まれながらの切手収集家なんだと思います。はい。
女子が40代から切手デビューする人が増えていることと、
男子の若い世代(40代以下)が入ってこないのはおそらくそんなところかな、とな〜んとなく思います。
30代以下は女子も男子も、一般的には仕事・子育て、あるいは
趣味という名の自分磨き(資格取得とか礼儀作法的なもの)で日々が過ぎていく。
学生時代に切手に興味を持っていても、社会人になると一端姿を消し、そのまま・・・
というパターンが見受けられるのも、恐らくそういうことでしょう。
とりわけ育児問題は大きいように思う。
親がいないとこどもは育たないわけで。
なにせ共働きが多いので、昔は普通に思われていた、
「俺はいつも働いているから休日は趣味を楽しむ」
「稼いでいるのは俺だからお金は自由に使う」が成り立たない。
というか世の中の流れに逆らっているので周りから白い目で見られそう・・・。
「育メン(育児をする男性)」という言葉が象徴するように、今や何もかも夫婦共同。いわゆる
男女平等。
話しはずれるけれど、この男女平等って、
実は40代以上の人って言葉では知っていても、教育としては受けていない世代。
30代でようやく、家庭科の授業に男子も参加したり、技術の授業に女子が参加したり、
言葉だけではなく本当の意味で平等にすべきという教育を受けてきた世代。
どうにも切手男子と切手女子がお互いにう〜〜〜ん・・・と感じているのって、
この世代問題に関係しそう。
30代になると、
えっ普通に仲良くすればいいのでは????と、不思議な気持ちになるものですが・・・。
なんていうかお互いの言い分を聞いて、なるほど〜じゃあ今後は仲良くいきましょうね

で後腐れなく済んじゃう感じ。
50代以上の男性はやっぱり受け入れがたいものがあり、
40代以上の女性は「男女平等」という言葉だけを主張して結局目には目を〜、もしくは玉砕・・・な感じが・・・。
あ、もちろんそんな人がすべてではないですよっ
まぁそれは関係ないので置いといて、、、、夫婦共働き時代においても飛ぶ鳥を落とす勢いの
あの
鉄道業界にちらりと目を向けてみる。
幼稚園児からお年寄りまで幅広〜い人気があり、イベント毎にはわんさか人が集まる。
昔は切手業界の影に隠れて「オタク」なイメージが強かったのに、
なぜこんなにも差がついたのか

つまり、、、
「鉄道は家族で楽しめる」からなのかなと。
家族旅行と鉄道趣味を絡めて楽しむこともでき、
(おでかけ=趣味)鉄道施設やイベントはこどもが走り回ったり泣き叫んでも大丈夫なところ(野外とか)が多い。

かたや切手は、例えば全国各地に郵便局や変わったポストはあるけれど、
それを目的に家族旅行を・・・とはなり辛い。5分、10分先の郵便局に向かって「歩く」って、こどもが一緒だとハードルが高い。
しかも行ったところでこどもにとっては遊ぶ場所でもなく。
切手展やイベントも基本的に建物の中で、
お父さんが切手店で熱心に切手を選んでいるそばでこどもが走り周っていたら、
お店の人は困るだろうし周りの人も迷惑する空気。物が物だけに、こどもが切手をやぶったとか、そんな話しになるとやっかいだし・・・。
せいぜいワークショップの貼り絵かなんかで遊ぶくらい?
でもそんなの時間が持たないし・・・。
今の時代、こどもがのびのび遊んでいて気にならないところに人は集まるのです。
結局日本郵便としては若い世代をターゲットにするよりは、
40代・50代の方が手っ取り早いと考えているのでしょう。
とりあえずそこを中心に、手紙文化を定着させて・・・次の世代にというサイクルかな・・・。
現状はこんな感じかな〜ですが、
ふと、思い出したのが
『団塊世代』。
団塊の世代がどんどん退職して、新しい生活を始めているはずなんですよね。
この世代は、まさにこどもの頃切手ブームを体験した世代。
誰もが切手に触れて、そこそこ集めていたはず。
この世代が未だ切手業界に姿を見せないのは、恐らく業界のアピール不足。
切手女子と団塊世代、良い感じの可能性を秘めている切手業界の今後、実は楽しみ。
・・・家族層を取り込めると一番いいんだけど、
発想自体を変えないと難しいのでそれままた次のお話しかな〜。
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